少し前の話ですが、2019年11月23日に松江から神戸三宮まで、伯備線と姫新線を経由して在来線乗り潰しの旅をしてきました。秋の日本の田舎を存分に味わえる素晴らしい旅だったので記憶を呼び起こし写真と文章でふりかえっておこうと思います。

行程は下記の通りです。

  • 松江 9:28発 → 米子 10:06着
  • 米子 11:05発 → 新見 13:00着
  • 新見 13:39発 → 津山 15:16着
  • 津山 16:27発 → 作用 17:27着
  • 作用 17:34発 → 播磨新宮 18:02着
  • 播磨新宮 18:11発 → 姫路 18:42着
  • 姫路 18:56発 → 三宮 19:37着

津山から先は日も暮れてしまって車窓は楽しめませんでしたが、この日は好天に恵まれて素晴らしい旅をできました。

この時は松江駅から徒歩10分ほどのゲストハウスに二晩滞在していました。
古い蔵をリノベーションしたワーキングスペースが併設されていて、とても雰囲気がよく作業が捗りました。

夜は一息つきに松江駅の高架下で地ビール”ビアヘるん”を頂きました。

”へるん”とは松江ゆかりの文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の愛称だそうです。

※余談ですが小泉八雲の『日本の面影』は個人的にお勧めです。
19世期末の美しい日本の風景が見事に描写されていて、実際にその場にいるかのような錯覚におちいります。機会があれば是非読んでみてください!

”ビアヘるん”を飲み終わった頃、ちょうど上りの”サンライズ出雲”が松江駅に到着する時間だったので駅まで見にいきました。

やはり寝台列車の存在感は圧巻です。定期運行がサンライズのみになってしまったのは残念ですね。。

さて翌朝は早く起床して近くの宍道湖まで走りに行ってきました。

湖の辺りのランニングコースは絶景でした。

その後、出発に備えて朝9時すぎに松江駅に到着。

ここから今日の旅のスタートです。

トップバッターはキハ47(写真は米子駅で撮影)

国鉄色を維持する数少なくなった車両の一つです。
ディーゼルで国鉄色という完璧な組み合わせが郷愁と旅情を刺激してくれます。

本来安来付近ですれ違うかと思っていた下りのサンライズ出雲が遅延していたため、米子駅で見送ることができました。

他にも観光列車”あめつち”や”スーパーおき”も見ることができました。
30年以上前と変わらない駅の作りが、当時米子駅に列車撮影に来た記憶を鮮明に呼び起こしてくれました。

当時は電車特急は”やくも”だけで181系の気動車の特急が多く走っていました。西へは小郡行きの”おき”博多に向かう”いそかぜ”、益田行きの”くにびき”、東へは大阪に向かう”はまかぜ”と京都に向かう”あさしお”。

そして夜にはいずれもDD51ディーゼル機関車に引かれた大阪行きの寝台急行”だいせん”、東京行きの寝台特急”出雲”。

この列車に乗ったら知らない街に行けるんだなあ。。と憧れの気持ちを胸に、カメラを構えていたことが懐かしく思い出されます。

塗装は変わりましたが”やくも”の381系は未だ現役ですし、国鉄時代からのヘッドマークも健在です。米子駅に併設する車両基地(後藤総合車両所)にはDE10の姿も見かけましたし、国鉄時代の名残を楽しめるのもこの地域を旅する大きな魅力の一つですね。

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